自分だって読書が必要と思っているけど、そんなにすごい人なのか?
読書はマウントや競争するものではありません。
こんにちは、ニシカワと申します。
読書習慣がある人は、本を読んでいない人を見下す?
いわゆる「自分はすごい!」という承認欲ですね。
私は直接的に言われたことはありませんが、遊んでいる人を見下した気持ちを持ったことはあります。
読書習慣がないから、ある人に敵わないと思う必要もありません。
結論から言えば、読書は個人の自由で読みたければ読めば良いです。
一応、私の読書習慣をお伝えすると
・今は月1冊程度
読書に明け暮れて「変われる」と信じてやってきましたが、あるとき振り返ったら、変わっていないことに気づきました。
そんな経験も交えて記事にしています。
読書しない人を見下す理由を探ってみた
読書しない人を見下すのは偏見で、価値観の押し付けです。
そもそも本を読む習慣は、優劣をつけるものでしょうか。
読んだほうがいいと思いますが、強制的にするものでもありません。
読書しない人を見下す人は、読書家ではなく批判家ではないでしょうか。
読書に限らず、好きなものに取り組む人は、人にわかるように伝えようとするし、批判はしていないと思います。
では見下す発言をした人の心理を見れば、根本は冒頭にお伝えした「自分が優れている」と思いたい承認欲です。
他人と比較して能力差を誇示するのは、反対に自分の心の器を狭める気がします。
私は読書より全般的なことで
「自己投資をしない人」を見下した気持ちを持っていました。
誰でも認めてほしい気持ちはあるし、思うのは仕方のないことかなと思っています。
だからといって、言葉にしてしまえば人を貶める言動になります。
でも不思議と態度が出ているかも?と気づき、改めることにしました。
私はこの考えが間違いだったと気づいたのは、自己啓発セミナーの強烈なマインドセットからの解放でした。
また、読書に限らず学ぶ人が偉い!という考えにどうしてなったのか?振り返ってみました。
読書データが始まりだった!?
読書しない人を見下す背景と、根拠となるかもしれないデータに心当たりがあります。
独立行政法人の成人における読書活動の調査があります。
月にビジネス書を1冊も読まない人は、20歳以上で50%近くになります。
ということは、月1冊以上を読んでいれば、残りの学んでいる50%、さらに数冊以上となれば、全体の10%などになってくるのです。
このデータから、本を読み自分が「学んでいる人」という気持ちを、優劣をつけるために利用していると思います。
本を読まない人は、仕事に時間を使って読む余裕がないとも言えます。
データを一方的な目線で捉えては、固定概念が生まれます。
仮に読まない50%に当てはまっても、落ち込んだり「やらなければ」と思う必要はないです。
今の自分が充実するよう、動いていくのが一番の幸せではないかと思います。
これらのデータって、普通に生活していたら知る機会は少ないです。
ではどうやって知るのでしょうか。
それは発信力を高めている下記の方たちが主な理由で、私も知ったのは彼らのおかげでもありました。
自己啓発とビジネス系インフルエンサーの発信
自己啓発とビジネス系インフルエンサーの「読書して学ぶ人になれ!」という意味合いが強い発信があります。
彼らもさっきのデータを元に、本を読むよう発信しています。
本は人の考えが文章にまとまったもので、知見を得るのに最適で少額で可能です。
ですが、どんな人に本を読めばいいと伝える要素が足りないと感じました。
人気を集めが目的で無責任な発言に感じることがあります。
強い言葉に影響を受けた人が混乱している姿を何度も見てきました。
私もインフルエンサーの影響を受けて読書習慣を始めた一人です。
信じやすく熱しやすい性格もあり、
他人の意見に振り回されていることに遅かれ気づいたのです。
競争を必要ない分野まで持ち込み過ぎているのも、見下す人が発生する原因ではないか?
根本には成果主義があると見えてきました。
成果主義が差別化を加速させている?
成果主義は、資本主義の日本では普通にまかり通る主義です。
こう思われる雰囲気が強い社会が、できる人できない人の二極化の意見に発展している気もします。
ただ最近感じるのは、物が有り余る時代で「感動」が薄れて心が動く真新しさのために、成果を出し続ける風潮が強い気もします。
それでもいいですが、人の負担も比例して大きくなります。
すると承認欲が満たされ過ぎず、読書しない人を見下すような考えが生まれるのではないか?
いずれにせよ、成果主義が一段と強くなっている背景も影響していると思います。
読書=大事なことは教育の刷り込み
これは私の推測ですが、子供のころに「本を読みなさい」と言われた経験はありませんか。
先生や親から勉強と同じく、本を読む習慣を持つようにと。
子供のころの刷り込みが読書する人=優れた人にも影響していると思っています。
本=優れたもの
読む人=できる人
これらは傾向なだけで、人を決めつけるものではありません。
あくまでも、大多数はそうだから自分も合わせなければいけない。
「なんとなく」の積み重ねが、自分の意見も分からなくなり、自信が持てなくなる原因と見ています。
人の意見に左右されても「自分はどう思うか?」を大切にしていけば良いと思っています。
ただ、読書をしないで良いとも言えません。
本を読まないより、読む習慣はあったほうがいいでしょう。
読書しない人が多いのは悲しい
個人的に読書する人が少ない結果に悲しさを感じます。
仕事の成果に集中しているからだと思いますが、
成果を出すために他人の知見を借りることができれば、効果は高いのではと思います。
私もしていなかった人です。
きっかけはインフルエンサーの一言でしたし、読書習慣がなければ、できなかったことも多いでしょう。
紙の本に抵抗があるならば、Amazonが提供しているKindle Unlimitedの1ヶ月無料期間のお試しもあります。
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スマホで見る感覚で、200万冊が読み放題です。
1冊も読まないことを自慢する人がいるとは考えづらいですが、読書習慣はあるに越したことはないです。
行動を起こすきっかけにもなりやすいし、何か気持ちが動くときは読んだほうが良いでしょう。
読書はヒーリングの意味が強い
年間50冊以上を読むようになって見えてきた、自分なりの読書とは?というのを定義すると
読書は人の考えに触れて、安心感を持つことが多かったのです。
もちろん、問題集を解くとか資格勉強のための本は除いての話です。
人の考えに触れて、自分の行動に活かすのが理想ですが、多くの本を読めばできるものでもありません。
アウトプットが大事と精神科医の樺沢紫苑さんが本で言ってました。
それがいつしか、自分の見解も持たない人気目的の発信が、混乱を起こしているように思います。
まとめ:人を評価するより自分の発信に目を向ける
読書に限らず自分ができて、人がしていないこと、目につくことがあります。
認めてもらいたい気持ちはあるものとして、人の評価をしていれば、自分にも何らかの形で跳ね返ってくると思っています。
本を読むのは、個人の自由でその後どう活かすかは、人が言えることではありません。
批判等はしたくなるとき、人間なのであります。
ただ「自分がすることに集中」していれば、批判もしなくなっていきました。
フリーランスならば、自分の発信に集中する
批判するなら、理不尽に立ち向かっていく姿に活かせるかなと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた、次回の投稿でお会いしましょう!
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