私の意見として「読書は勧めるのは良いけど、マウント材料にしては強制になる」と思っています。
読書に限らず一方的に勧めるのは強制ですよね。
私も講座を作ろうとした時、課題図書を作ったり知り合いに読書をやれぐらいの勢いで言ったりしていました。
学んで気持ちよくなっていたので、人のタイミングを無視して一方的な押し付けをしていましたね。
その後改善していき、今では読んだ本で参考になるものを、聞かれたら答える程度に収めています。
もちろん私も「本を読め」と言われたこと、というかブログやSNSでの発信を見たことがあります。
最初は読んでいましたが、アウトプットを強制している気がして、控えるようになっていきました。
今回は「本を読めと言われる理由」と「人を動かす読書の勧め方」を記事にしています。
本を読めと言われる理由を深掘りした結果と自論
本を読めと言われる理由の深掘りと、自己啓発系の発信者の投稿を見ていた結果、次の印象になりました。
・学べる人になると他の差がつく
・学んでいる人は優れている
最後の「学んでいる人は優れている」という価値観から本を読め!という言葉になっている気がします。
まず「本を読め」と言っている人に多かったのは、ビジネス系インフルエンサーと自己啓発系の発信者です。
彼ら彼女らが本を読めという根底の思いには「成果主義」があります。
本を読むことによって変わった
など、自分が成長した経験を伝えています。
ただ、これらの変化は人気目的で言ってるだけ?と浅い内容に感じるのです。
私も本を読む数は増えていきました。
すると自論も出てきて、読書に対する価値観の違いもわかってきたのです。
本は著者の知恵が凝縮されている
ここまで話すとネガティブなだけですが、プラスの理由もあるのでご安心ください。
本は何回も修正、編集を繰り返して伝わる文章で一つの形になっています。
と言えるではないでしょうか。
起業講座や自己啓発系のセミナーなどは、最低10万という価格帯が多いです。
その点、2,000円程度で人生が変わっていくチャンスがあるなら「本を読め」というのも納得できます。
日本人が学ばないというデータの根拠
本を読めと言われる理由の一つに、日本人が成人してから学ばないというデータがあります。
読書に関しては、アンケートで月1冊も読まない人が全体の50%以上を占めたという結果がありました。
結構有名なデータで、多くの発信者が言っています。
ただ、過信し過ぎて曲がった形で伝わっている気もするのです。
ここまでが、大まかな本を読めと言われる理由でした。
この章の初めとここから2つの項目は、個人的な見方が強いです。
ただ「本を読めと言われる」のをマイナスに捉える方も多いと思い、反対意見的に述べてみました。
エリート化を目指している人たち?
先程のデータから「成人して学ぶ人は優れている」と直接言わずとも、エリート化を目指しているのか?と思えるのです。
要は成果主義が根底にあり「成果を上げられる人は優れている」という見方が、強すぎた表れだと思っています。
・自分のポジションを上げるため
会社では年収、役職、年齢相応のものなど、基準で成果を判断されます。
フリーランスや起業の世界でもこれらは根強く、風の時代とは程遠いなぁと思っています。
自由な発言ができる分、責任も伴うわけで、それを「個人の努力の有無」にするのは、人気目的の無責任さの表れではないでしょうか。
最近の本は人気と売上目的が多い
このパートも個人の意見が強いことを、ご了承ください。
最近の出版に関する印象です。
紙の本も、人気と売上目的に偏ってきていると感じているのです。
これだけ情報の伝わり方が発達すると、本から知識を得ずともネットからできますね。
そうなると、本も売れないので利益重視な企業体制も理解できます。
失礼な話ですが、次の印象を持つことから、本の質より売上重視になったと言わざるを得ないのです。
・「あなただからできたでしょ?」と思えることばかり
強めの意見を言うのも理由があります。
出版の記念講演のとき、出版社の人がこう話しました。
SNSのフォロワーが6桁の人を探しているのと、
増刷ができる人かどうか?を判断している。
やはり、売上に偏りすぎていると言わざるを得ません。
必然的に中身より「人気」を目的としたものになっているわけです。
本に求め過ぎかもしれませんが、タイトルが強すぎるのもどうかな?と最近の広告に疑問を感じている次第でした。
まとめ:読書しない人へのマウント用になっている
この章のまとめとして、個人的に「本を読め」という根底には、学ばない人たちへのマウントになっていると思います。
成長には知識も必要で、本が低コストで学べるもので「簡単なのになんでしないの?」という意味も含まれているでしょう。
しかし、本を読んで変わったという人も、強制的に読んだのでしょうか。
自分がしていないときに「本を読まないあなたはダメ」と言ったら、単なる悪口ですよね。
本を読んだらアウトプットしないと意味ないと豪語する人までいます。
ですが、読んだ結果は相手が決めることで、こちらが言えるのは「読書の良さ」を伝えることではないでしょうか。
参考までに、人が行動しやすくなる伝え方をシェアします。
実感あり!?人が本を読みやすくなる読書の勧め方
読書に限らず、本を読むなど「行動」を起こしやすい勧め方があると思っています。
考えずにさっさとやれ!という勧め方、やり方も一つの方法です。
ただ、強制力が強く始めた人にもストレス指数が上がって、別の問題が出やすいです。
「あくまでも提案、やるタイミングは任せるよ」という立ち位置だと、相手にも選択する自由が生まれます。
聞き入れてくれる姿勢になりやすいのは「2つの丁寧さ」だと思っています。
「誰におすすめか?」を少し考えてみる
本はどんな人におすすめか?というのがはっきりわかると、提案の余地ができると思っています。
たとえば読書習慣がある人に「本を読め」と言っても「はぁ?」となりますよね。
一方で「誰にも相談できず、苦しい思いをしている人」がいたとします。
「この本読んだらスッキリした気持ちになったよ」という伝え方をしたら、本を読むことを自然に始めるのではないでしょうか。
参考までに、私が本を読むきっかけとなった一冊はこちらです。
この本は「悩み」に関して衝撃的で、根幹について余すことなく書いてありました。
必要なタイミングを見極めて勧める
誰に対しておすすめか?を考えてもう一歩だけ丁寧にするのは、必要なタイミングです。
現実的に難しい話で恐縮ですが、グーグル検索を例に挙げますね。
この投稿も「本を読めと言われる理由」について検索があり、気になる人がいるから書きました。
いきなり「本を読めと言われる理由について」とか話すと「場が違わない?空気感を読んだほうがいい」となるのは、想像ができると思います。
悩みや思いが明確にわかるとき、提案という形で伝わると「やってみようか」となりやすいです。
解決方法が「本」となるので、読書に対する抵抗感も減る気がします。
まとめ:本を読むタイミングは個人の自由です
他の記事でも同じ結論を言っていますが、読書は個人の自由なタイミングですることだと思っています。
また、アウトプットが必須というのも気にせず読めば良い!と言えます。
本を読め!は「稼ぐこと」や「自分を変える」など、結果を出す前提があります。
良いことですが、強制されるものでもないです。
人から言われたことを素直に実践すると、結果が出た例はたくさんあります。
しかしながら、それだけで絶対的な真理のように言い切るのは、勘違いを及ぼしやすいのでは?と思います。
このあたりのさじ加減は、難しいところですが、本を読む習慣はあると良いでしょう。
ですので「読んでみようと思う1冊」に出会うことで、習慣は変わっていきます!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
よろしければ、他の記事もご覧くださいね。
それではまた、次回の投稿でお会いしましょう!
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